脂肪由来、歯髄由来、臍帯由来には、それぞれの由来ごとに産生される成長因子、サイトカイン、エクソソームに違いがあり、それらが効果の違いとなって現れることが報告されています。
- 脂肪由来
脂肪層に存在する幹細胞であるため、皮膚に対する効果が高いと言われております。また、採取が容易であるため研究が1番進んでおり、肺疾患、糖尿病や肝臓病、肌、AGAに効果が高いとされております。 - 歯髄由来
歯の根に存在する細胞であるため、神経に関する症例によく使われます。歯科領域のみではなく、パーキンソン病やALS、自律神経失調症、脳梗塞等の後遺症、EDに効果が高いとされております。 - 臍帯由来
脂肪、歯髄と比べて2倍以上の成長因子、サイトカインが含まれていると報告している論文もあり、抗炎症、抗老化に対して効果が高いとして注目されております。特定の疾患に対してのエビデンスがありませんが、オールマイティに効果を期待できると思われます。